2011年5月15日日曜日

レンブラント・・・

 昨日、今日と補綴の話を聞いてきました。
補綴というのは「かぶせ物」や「入れ歯」・・・のことです。
その中で審美という話題がありました。とても気の遠くなるような内容でしたが、
深く、いや痛いほど考えさせられました・・・・

 先週の連休中、上野の国立西洋美術館で開催している「レンブラント展」を
観てきました。普段、こういったものに全くといっていいほど関わりがなく、絵を
描けと言われれば、およそ30代半ば過ぎの大人が書いたとは思えないような、
「お子さんが書いたんですか、上手ですね!!」というレベルの絵しか描けませんし、
レンブラントも名前を聞いたことがあるぐらいで「光と影」などと言われても全くさっぱりです・・

 ただ、数ある絵の中から一枚の絵が印象に残りました。彼の生きていた時代
背景や境遇等、今とは違うでしょうが、数人の女性遍歴があり、最後の方に
借金まみれの中でに一緒に暮らしていた女性がおりまして、その方の絵がありました。

 女性の好みは人それぞれでしょうが、その絵の女性は年も40代半ばぐらいでしょうか、
鼻も低く、派手さもなく、決して美人とはいえないでしょう。
しかし気になったのは彼がこの絵をお金のために描いたのか、もしくは彼女のために
描いたのかということでした。両方だろうと思いますが、愛する女性のために絵を描いて、
その絵が後世に残る。この女性は非常に苦労をされた女性だったようですが幸せだった
ろうと思います。

それに引き換え私は・・・・ 彼と同じなのは借金まみれというぐらいで・・・・・
帰りの道中、これもまた普段縁のない花屋さんに寄ってしまいました・・・・

結局、審美もわからずじまいです・・・

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