2011年7月28日木曜日

印象派・・

今日、国立新美術館で開催中の「ワシントンナショナルギャラリー展」を観てきました。
「印象派、ポスト印象派・・・」という内容ですが、当然のごとく、印象派といわれてもピンと
きません。「そんなの柄じゃないでしょ?」と言われそうですが、木曜日の午前は休診ですので
たまにはカミサンとデートでもと、あとは普段の罪滅ぼしかなと・・・・まあ、これはこのぐらいで・・・

結局、印象派がなんだかはわかりませんが、印象というのは我々の仕事の中で、かなりの
ウェイトを占めており非常に重要です。ほとんどの方が経験されていると思いますが、
粘土のようなもので歯の型とりをします、それを印象といいます。
虫歯の治療のため歯を削ってかぶせ物を入れる前に、印象をします。当然、印象の精度が
悪いと、いいかぶせ物ができず、それまでの根の治療や歯周病の治療などが台無しになります。

粘土のようなものを口いっぱい入れられて数分間待つ、患者さんは本当に苦痛かと思います。
しかし実は、我々もドキドキしております。心の静寂を保ちながら呼吸を整え、硬化を待つ。
禅の世界です。正座もろくにできませんが・・・

しかし最近では粘土のようなものを使わず印象する方法もあります。将来的にはおそらく徐々に
変わっていくだろうと思います。テクノロジーの発達により我々が使う道具、材料も変化していく
でしょう。もちろん新しいものが全ていいというわけではなく、使う側の技量も非常に重要では
あります。

現代の医者が幕末にタイムスリップしてというドラマがありましたが、逆に100年後の世界に
紛れ込んだらどうでしょうか?その時行われている歯科医療がとても魅力的で今よりもっと
世の中に貢献できていればと思います。その時、我々もこう言われてるかもしれません
「印象派だね」と・・・・・・

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